マネジメントとは何でしょうか?
経営学を勉強したことのある人であれば(最近はそれ以外の人でも?)ドラッカーという名前を聞いたことはあるかもしれません。

ドラッカーは「 組織に成果をあげさせるための道具、機能、機関 」と定義しました。

これだけだと正直ナンノコッチャ?となるかもしれません。私なりの解釈を加えて、このように考えました。

組織、特に会社組織は利益を出して会社の所有者である株主に還元することが至上命題となっています。また、会社組織はヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源を活用して、市場のニーズを捉えた商品・サービスを提供し、その代価として金銭を受け取っています。そうなると、マネジメントとはヒト・モノ・カネ・情報を活用して利益を生み出すための仕組みと捉える事ができると考えます。

では、保育園はどうなのでしょうか?

保育園の至上命題とは何でしょうか?おそらく保育業界にいる人であれば「子どもの最善の利益」と答えるかもしれません。そういう人にはもう少し考えてもらいたいのですが、「子どもの最善の利益」とは何でしょうか?

子どもが現在をより良く生きて、将来に渡ってよりよい人生を送ることが出来るようにすることが「子どもの最善の利益」と言えるのではないかと考えます。

日本国内には様々な保育園が存在します。そのどの保育園も「子どもの最善の利益」のために切磋琢磨していると思うのですが、たまに見かけるのが「小学校に上がったときに苦労しないこと」を目的としている保育園です。

「子どもの最善の利益」は「将来に渡ってよりよい人生を送ることが出来る」ようにすることも含まれるのですが、小学校は人生の中のほんの一部でしか無いのです。(保育園の時代も同じかもしれませんが)そして、今の日本の小学校は、画一的な教育方法を取らざるを得ない、残念な状況になっている所も多くなっているのです。

保育園の経営者は「出来ないことを何とかする」ために「マネジメント」を使い、現在をより良く生きて、将来に渡ってよりよい人生を送ることが出来るようにすることが求められています。従い、保育園におけるマネジメントは「今保育園にあるヒト・モノ・カネ・情報」を活用し、子どもたちが「現在をより良く生きて、将来に渡ってよりよい人生を送ることが出来る」ようにするための、全ての取り組みと言えます。

長くなりましたが、今後はヒト・モノ・カネ・情報などのそれぞれの要素について、様々な観点から私の私見を述べていきたいと思います。

マネジメント
おすすめの記事