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保育園経営は激動の時代を迎えています。

今までは仕事や家庭の事情で小学校に上る前の子供達が日中生活するための場所として「福祉」として営まれていました。ですが、すでに3歳~5歳児の半数以上は保育園に在籍しており、これから女性が産休・育休取得後も働き続ける世の中になると、更に保育園の利用が高まると考えられます。

一方で、保育園の経営に関して、いわゆる「措置費」時代を経験してきた経営者は新しいことに取り組もうとする意欲を持たない人が多くなっています。

保育園は一度作ってしまえば後の経営はそれほど難しいものではなかった時代を経験して、その成功体験から離れることができなくなっているので、新しいことに取り組まなければいけなくなった、外部環境の変化に気づかないのかもしれません。

都会では待機児童の問題が深刻になりつつありますが、2025年前後を境に、全国で待機児童が一斉に解消される可能性があります。そのときに、これまでの経営でうまくいくのでしょうか。

保育園を経営している一園長として、私は現在の状況や今後の見通しについて、非常に危惧しており、就学前の子どもたちの最善の利益を維持できるように、保育園の経営者が知っておくべき、また、実践するべき内容について出来る範囲で公開して行きたいと思っています。