現在勉強中の2種類の方法論。

OODA LoopA4一枚評価制度はそれぞれリンクを張っておく。

この2つは保育の世界に使えるような気がするが、もう少し勉強が必要になりそうだ。

臨機応変な対応が求められる保育の仕事

ベテランの保育士が全てそうだとは思わないが、少なくとも当園のベテラン保育士たちはみなが「保育の仕事は臨機応変な対応が必要だ」と口をそろえている。長い経験の中であらかじめ決められた仕事のやり方だけでは対応できなかったことがたくさんあるから、そのような発言になったのかもしれない。

一方で、ベテラン保育士が若手だった頃、それは20年とか30年とか前の保育の世界だったかもしれないが、そのころの保育では先輩が後輩を指導したり、各園でどのように仕事をすればよいのか、このクラスで子どもたちの安心と安全を確保するために、最適と思われる手順などがきちんと指導されていなかったのではないかとも思えます。これは勝手な想像に過ぎないのですが。

 

現代の保育士に求められるスキルとは

保育園・認定こども園の園長先生達は同じように感じられる人が多いのではないかと思いますが、現代の保育士さん・保育教諭さん達には2種類いて、「先輩の背中を見て仕事を覚える人」と「言われなければ動けない人」がいるのではないかと思います。これは現代において目立ってきたということであり、昔はいなかったとは思いませんが、過去は変えられないので、現代の話をしたいと思います。

 

仮に「言われなければ動けない人」がたくさんいたとしたら、20年前、30年前と同じやり方をしていたとしても、一向に仕事ができる人に変わっていくことはありません。現実問題として目の前の同僚は自分とは違うのだということを認識しておかなければ、指導する側が疲れ果ててしまうか、指導することを諦めて相手を非難するだけになってしまうと思います。

 

現代の保育士に求められるスキルとして何があるのかをしっかりと示してあげて、それを実践できる場を提供しなければならないと考えています。但し、求められるスキルは各園によって様々だと思います。一度見直してみるのが良いのではないでしょうか。

 

 

行動のABC分析

「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」

非常に有名な言葉ですね。どのような業界であっても人を動かすためにはこの言葉に書かれていることを実践する必要があると思います。

まずは何事にもチャレンジしてみなければ成長できないのです。そのための環境を作らなければならないということが、「A4一枚評価制度」の本にも書いてありました。

 

「行動のABC分析」では先行条件antecedent、行動behavior、結果consequenceのうち、周囲の人が働きかける事ができるのは「先行条件」と「結果」だけで、実際にその先行条件に従って「行動」するかどうかは、本人に委ねられているとのことです。

五十六が言うところの「やってみせ 言って聞かせて」までは先行条件なのではないでしょうか。どうすればよいのかを見せることで、やり方を示し、方法を説明することで初めて「やってみみよう」というところまで行くかもししれない。

実行した後には「褒めてやらねば」のとおり、結果に対するフィードバックをすることで、再度同じ行動を取るかどうかが決まってくるということです。

 

 

山本五十六の言葉

そして、この言葉には続きがあります。

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

 

人を育てるためには、その人の話を聞き、承認し、任せることが必要です。先輩や園長先生などの関わりによって「育った」後に自らの力でさらなる高みに進んでもらう(五十六の言葉で言うところの「実る」)ためには、その人が行動・挑戦している姿を見守り、信頼してあげなければならないのです。

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