一つ前の投稿でも色々と書きましたが、「マネジメント」のイメージは人によって異なっています。これは、マネジメント自体が幅広い対象に使える言葉であることと、現時点では一般的な常識まで落ちきっていないことが原因であると思います。

私の考えるマネジメントのイメージとはこんなイメージです。

マネジメントのイメージ

ここでいう「夢が実現した状態」とは、企業経営におけるミッションに近いものです。

経営者はみんな「自分と自分が属する組織が活動することでこんな世界をつくりたい」という夢を持っていると思います。その夢がミッションと言う形で組織の大きな目的となり、その組織に属している人の行動指針へと具体化されていくものと思います。

一方で、経営においては先行きが見えないことが通常です。もちろん5年後、10年後の姿を描いて長期・中期経営計画を策定していると思いますが、それでも将来のことはわからないのが通常です。だから、計画を随時見直していくのですよね。

そんな先行きが見えない不安を組織に感じさせないように、「数年後にはこんなふうになっているんだ」という具体的なビジョンを見せていくのが、経営者のやるべきことです。そして、そのビジョンに到達するために、ヒト・モノ・カネ・情報をどのように活用するのか?が「マネジメント」であると理解しています。

経営者は組織にミッションとビジョンを語り、そこに到達できるような仕組みとしてマネジメントを行い、同時に組織に属する人を勇気づけてグイグイと引っ張っていかなければなりません。

あたかも、イメージ図の山を登りきるためのリーダーのような存在にならなければならないのです。

翻って、保育園の園長先生はそのようなスタンスにいるでしょうか?園長先生だから、みんなが言うことを聞いてくれるという状態にあぐらをかいていないでしょうか?

おそらく、ほとんどの保育園・認定こども園の園長先生はそんなことないでしょう。一部の園長先生はそんな事考えもしなかったかもしれません。多分、その園長先生のもとで働いている職員は”面従腹背”になっているのではないかと思います。

園長先生自身が自分を振り返るときに、「職員の平均勤続年数」「離職率」は参考になると思います。平均勤続年数が短い園は仕事が大変だったりするかもしれませんが、保育士の離職理由のトップである「人間関係」に問題があるのではないかと想像しています。

従い、マネジメントの中ではこの「人間関係」を円滑に進めるポイントについても記述したいと思っています。

マネジメント
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