様々な保護者がいる時代

私が園長をするようになってから、様々なタイプの保護者に出会ってきました。中でも今年の保護者についてはかなり頭を抱えることが多いように感じます。

時代の変化

子育てについて様々な情報が飛び交う時代を反映してなのか、保護者の多くの情報を自分なりに身につけていると感じます。
それ自体は悪いことではないので、否定する事はないのですが、中には不思議な子育て観を持っている人がいるようです。

子どもは大人が管理してあげないとダメになってしまうと考えている人がいました。もちろん明確にそういう表現をしたわけではないのですが、子どもを一人の人として信頼することが出来ない保護者が多くなっているように感じます。

保育者と保護者の見方の違い

保育園の保育士たちは、専門家としての知識や経験から、子どもを自分の感覚だけで判断する事は少ないです。発達過程の知識や、子どもの家庭状況、子どもと保護者との関わりの様子や、他の子供との関わりの様子などを複数人で確認し、総合的な判断をするようにしているはずです。

一方で、保護者は自分の子どもの様子しか知らないし、保護者である自分と離れた子どもがどの様な行動をしているかを知らないことが多いと思います。それ故に自分の知らない子供の姿を想像できない人もいるのではないでしょうか。

もちろん大半の保護者は自分なりの想像力を発揮して、保育者の伝える子供像を自分の中の子ども像とすりあわせて、実態に近い子ども像へと修正していきます。ただ、保育者への信頼が低い場合にはその修正度合いは少なくなります。

保護者と保育者との間で子ども像が一致して来ると、子育てに関する話し合いがスムーズに行われます。共有のイメージを基に話し合うことができるので、タイムラグや誤解が少なくなるからです。

一方で、子ども像を共有出来ていない場合、お互いが『この子のことを分かっていない人だ』という前提で話をする事になり、【いちいち説明しなければいけないめんどくささ】を勝手に創り出してしまいます。

対人関係ストレス

話す際に感じるストレスは、相手への信頼を低下させます。

相手との間でストレスを感じさせない関係を作ることは、ラポールの確立に不可欠です。だからこそ、カウンセラーは居心地の良い環境を作ろうと苦心するし、初めてのクライアントには、居心地がよくなるように苦心するのです。

保育園の実態に照らして考えると、毎日の送り迎えの際に、暖かな表情で「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と言ってもらえれば、保護者としては、この人たちに暖かく受け止めてもらえていると感じるでしょう。逆に、子供の様子をしっかり伝えてくれるが、言葉の裏側に「今日も一日この子には振り回されて大変でした。」というような思いが見え隠れすると、面倒さを感じているのだなと受け取られてしまい、会話することがストレスに感じられてしまうでしょう。

より良い関係のために

ではどうしたら良いでしょうか?

保護者の子育て観は、思考なので、思考を変えてもらいたいのですが、思考を変えるには、まず行動を変える必要があると思います。行動は思考の結果と思われがちですが、その逆もあるのです。行動から思考パターンが変わることはよくあることです。

行動を変えるには、行動の前提になっている環境を変える必要があります。環境とは、例えば保護者と保育者が会話をする機会、回数などがあります。話す回数が増えると会話におけるストレスは減ることがあります。

んー、この結論は何かが足りないような気がします。もう少し検討が必要ですね。

今回は自分の頭の中の整理で終わりそうです。今度は行動を変えるための取り組みについて考えてみたいと思います。

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